日本誠真会❊九州の企画として「日本てどんな国?」勉強会といふものをやらせて頂いてゐるのですが、国史といふものは我が国の場合、神話から連続してゐますし、命脈は今に生きる私達にまで連綿と繋がつてゐるのです。だからこそ国史は通史で学んで欲しいと思ひます。私達に繋がる私達自身の祖先の物語。平泉澄先生の物語日本史など文庫もありますのでお勧め致します。
また、さうであるからこそ国史はいはゆる皇國史観で良いのです。全く歴史事実の通りといふ事はないといふのは無論、承知の上で、この国史の縦糸として一貫してゐるものはなんでせうか。
正に「誠意と真実と敬ひ」だといへるのではないでせうか。祖先と子孫に対して誠実であるために、真実を後世へと伝へたい。歴史観が歴史事実と異なる場合にもそれは聖の御代に生きた祖先に対しての感謝や子孫に対する責任からそのやうにしたのだと考へるのが自然です。それは悠久の歴史、神代から連なるものへの敬ひ、畏れであると思ひます。
その歴史への態度といふものは、親が子に遺せるものの中でも特に価値のあるもの、つまり子らを思ふ親心です。


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