祭祀の道‐日本人育成

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第八回 礼と楽

はれとけと うやとゆるとの あはひとり みだれなきよの ことなるもがな(晴れと褻と礼と緩(楽)との間(調和)取り 乱れなき世の事成る(成就)もがな)関西のある高校の卒業式に関して実際に起こつた話です。ご多分に洩れず共産党員の教師が多いことか...
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第七回 産声と感謝

うぶこゑを かたじけなくも すこやかに いはひまつりし ひとのよのたび(産声を 忝なくも 健やかに 齋ひ祀りし 人の世の旅) 殆どの人は、お父さん、お母さんに対して感謝の心を持つてゐます。しかし、持つてゐない人も居ます。それどころか恨みすら...
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第六回 太陰太陽暦と祭祀

こよみする ひしりのつとめ はたされて たみやすかれと いのりたまひき(暦(日読み)する 日知り(聖)の務め 果たされて 民安かれと 祈り給ひき) 前回(第五回)では、「数へ年」が法律で廃止されたことについて述べました。これを復活させるのは...
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第四回 祭祀と言霊

ひをむかふ みてくらたてよ いつきせむ なこそおしめや ことたまのひと(靈を迎ふ 幣立てよ 齋せむ 名こそ惜しめや 言霊の靈止)今日は、すこし前までは成人の日として祝日でした。それがいまでは何の意味もない日(一月の第二月曜日)を成人の日の祝...
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第三回:供へ物と手向け物

おほあした やまのはのぼる あさひこを すめらとあふぎ なみだあふるゝ (元朝 山の端昇る 朝日子を 皇と仰ぎ 涙溢るゝ)人は、靈主體從(霊主体従)です。霊(たましひ)が主たるもの(本質)で、体(肉体)が従たるもの(現象)です。肉体が滅んで...
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第二回:蔭膳と位牌祭祀

おせち料理をいただくときに使ふ「祝ひ箸」といふのは、「神人共食」のためのものです。「祝ひ箸」は、両端が細くなつた白木の丸箸ですが、丸いのは、「玉(たま)」を意味し、「玉」は「霊(たま)」を意味します。また、「祝ひ」とは、「齋ひ」であり、神事...
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第一回:神人共生

日本は皇室祭祀に見られる通り祭祀の国です。祭祀とは何?