祭祀の道‐日本人育成

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第十八回 自由と平等

たひらかど そのなにたがふ ふそろひの いきほひえしが やすらかをえず(平門(平氏一門)その名に違ふ 不揃ひの 勢ひ(権勢)得しが 安らか(自由)を得ず)京都府宇治市の宇治川河畔に、藤原頼通が建立した「平等院」があります。これは、後一条、後...
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第十七回 祭祀と学習

かそいろの あとにしたがひ てならひて おのづとつぐる のりとことのは(父母の 後に従ひ 手習ひて 自づと告ぐる 祝詞言の葉)これまでの話をまとめますと、①合理主義(理性論)、②個人主義、③宗教、④主権論の四つは、一括りにすることができます...
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第十六回 祭祀と生命

あがいのち くすしみたまの むたいきて たゞしきつたへ のこしまつらむ(吾が命 奇すし御魂(と共に)生きて 正しき伝へ(伝統)残し奉らん)川づつみに腰を掛けて水面(みなも)を眺めてゐると、いろんなことを思ひ出したり考へたりします。昔のこと、...
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第十五回 祭祀と統治

すめろきは いはひまつりて しろしめす くにうしはくは たれしいきほひ(天皇は 祭祀して 知ろしめす 国領く(統治)は 垂れし(基づく)勢ひ(権力)) 古事記上巻に「汝(いまし)が宇志波祁(うしはけ)る葦原(あしはら)の中(なか)つ国(くに...
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第十四回 本能と秩序

えせおきて さがにかなはぬ ものなれど なまじそむけぬ たみこそあはれ(似非掟 性(本能)に適はぬ ものなれど なまじ背けぬ 民こそ哀れ)長く変はらないものを「神聖」なものと言ひます。太陽や地球、そして月、さらに地球上の大地や山河など、荘厳...
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第十三回 本能と理性

わけしるも いのちをすぶる わざはなし こゝろとさがは いきるいしすゑ(訳知るも(理性でも)命を統ぶる(支配する)技は無し 心と性(本能)は生きる石据へ(礎)) 明治の末期に生まれた流行歌に、「デカンショ節」といふのがあります。丹波篠山かい...
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第十二回 自然祭祀

かみほとけ ひとがかみしも さだめても かみはかみなり ほとけはほとけ(神仏 人が上下 定めても 神は上なり 仏は穂外毛)これまでは、祭祀のうちでも祖先祭祀を中心に話をしてきました。しかし、祭祀とは、齋(いは)ひ祀(まつ)ることの実践ですか...
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第十一回 祭祀と神仏参拝

みをすつり たからすつりし よすてひと なさけすつるも たまなすつりそ(身を捨つり 宝捨つりし 世捨て人 情け捨つるも 霊(たま)な捨つりそ)今回は、改めて私の信仰的告白をします。私は決して無神論者ではありません。祭祀を否定するすべての宗教...
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第十回 祭祀と家族

おやこまご たちかはりたる よゝやから かはらぬものは いへのとこしへ(親子孫 立ち替はりたる 代々家族 變はらぬものは 家督の永遠)家族の範囲と規模は、昔と比較すれば随分小さくなりました。昔と言つても、そんな遠い昔でなく、戦前と比較してで...
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第九回 祭祀と雛形

はらからと うからやからに ともからも すめらみくにの ひひなくにから(腹幹と 生幹家幹に 部幹も 皇御國の 雛國幹)あと丁度二週間経てば三月三日の雛祭りです。桃の節句とか、古くは上巳(じゃうし)の節句(節供)と言ひます。支那から伝来したも...